1.カロリーの数字をどこから持ってくるか
毎食同じ精度で調べる必要はありません。包装に書かれた数字はそのまま使えますが、自炊や外食では目安を入れる日もあります。あとで見返したときに表示値と目安を区別できれば、細かく計算できない食事も記録に残せます。

1.1自炊は近い料理から目安を出す
家庭のカレーや煮物は、材料と盛り付ける量によってカロリーが変わるため、完成した一皿を見ただけでは正確な数字は分かりません。ざっくり記録するなら、似た料理の一人分を調べ、食品名に『カレー(目安)』のように書いて入力できます。
もう少し細かく出したい日は、文部科学省の食品成分データベースで主な材料を調べ、使った量をもとに合計します。よく作る料理は一度決めた目安を履歴から呼び出せれば、次から調べ直さずに済みます。
1.2コンビニ商品は包装の表示を使う
容器包装に入った一般用加工食品には、原則として熱量またはエネルギーが表示されています。おにぎりやパンが一個あたりの表示なら、その数字を食品名と一緒に入力できます。
100gあたりの表示しかない商品では、食べた重さに合わせた計算が必要です。一袋を何回かに分けて食べる場合も、表示が一袋あたりなのか一食分なのかを見てから入力します。
1.3外食は店の公式情報を探す
飲食店によっては、公式サイトや店内のメニューにカロリーを掲載しています。利用した店の数字が見つかれば、料理名が似た別の店の情報よりも、そちらを使うほうが実際の一皿に近くなります。
店の情報が見つからないときは、似た料理の数字を目安として残す方法もあります。正確な値と混ざらないよう、食品名に『目安』と添えられるアプリなら、あとから数字の出どころを思い出せます。
2.記録したカロリーをあとでどう見るか
入力した数字は、一食ずつ並んでいるだけでは変化を追いにくいものです。日ごとの合計が出るとその日の記録量が分かり、一週間の表示があると前後の日との違いも見られます。

2.1日ごとの合計は入力した分だけを表す
朝食、昼食、夕食をすべて入れた日は、日ごとの合計から一日の記録量を見られます。間食や飲み物を入力していない場合は、画面の数字もその分だけ少なくなります。
昼食だけを記録する使い方もできますが、その合計を一日の摂取量としては読めません。どの食事を記録するのかを決め、同じ範囲の数字を日ごとに比べるための合計です。
2.2一週間の変化は未記録日と分けて見る
何も入力していない日を0 kcalとして平均へ混ぜると、食べなかった日と記録しなかった日を区別できません。未記録日を空欄として扱うアプリなら、入力がある日だけで一週間の変化を見られます。
みんなのカロリー帳では、記録のある日だけで7日移動平均を計算します。たんぱく質、脂質、炭水化物まで見たい場合は、カロリー以外の栄養素も入力または自動計算できるアプリが必要です。
アプリに表示される数字は、入力した食品や推定した量をもとにした記録です。体調や治療に合わせた食事管理が必要な場合は、アプリの自動評価だけで判断せず、医師や管理栄養士などの専門職へ相談してください。
3.共有画面は使い始める前に見る
家族や友人と使うつもりなら、『共有できる』という説明だけでは足りません。初期設定で食品名や食べた時刻まで見えるアプリでは、見せるつもりのなかった食事も相手へ共有されます。

3.1食品名まで見えるかを確かめる
食品名、カロリー、記録時刻は、それぞれ別の情報です。共有を始めた時点ですべて見えるアプリもあれば、合計だけを共有し、詳しい記録は双方の承認後に見せるアプリもあります。
家族と献立を見たいなら食品名も必要ですが、友人とは記録が続いていることだけ分かればよい場合もあります。つながった直後に見える項目と、共有範囲を広げるときに相手の承認が必要かは、招待を送る前に確認しておきましょう。
3.2共有をやめても自分の記録は残るか
共有をやめたときに自分の食事記録まで消えると、あとから見返せなくなります。相手との接続だけが外れるのか、自分が入力した食品名とカロリーは残るのか、再接続すると以前の情報が見えるのかはアプリによって異なります。
アカウントを作るアプリなら、Google Playのデータ セーフティ、プライバシーポリシー、アカウント削除の方法も読めます。食事記録には生活時間や食べたものが残るため、集めるデータと削除手順が書かれていないアプリは選ばないほうが安全です。
4.みんなのカロリー帳の場合
みんなのカロリー帳で入力するのは、食品名とカロリーです。包装や店のメニューで数字が分かる食事を記録し、日ごとの合計と7日移動平均を友人や家族と見られます。

最近入力した食品は最大10件まで表示されます。同じパンや飲み物を記録するときは、そこから選んで食品名やカロリーを直せるので、毎回最初から打ち直す必要はありません。
フレンドとは、食品名や食事ごとの時刻を見せない標準モードでつながります。詳しい食事記録も共有したいときは家族モードを申請し、相手が共有項目を確認して承認すると、食品名、食事ごとのカロリー、記録日時も見えるようになります。
食事写真やメモの保存、食品データベース、PFCの自動計算はありません。写真を日記として残したい人や、食品を選ぶだけで栄養素まで計算したい人には別のアプリが合います。Android版は現在準備中です。
参考資料
- 栄養成分表示について消費者庁
- 食品成分データベース文部科学省
- Google Play のデータ セーフティ セクションで、アプリのプライバシーとセキュリティの方針について理解するGoogle Play ヘルプ

